もはやレッスンに欠かせない存在といっても過言ではない「キャット&カウ」。
しっかりとポイントを抑えれば、全身が理想の状態に近く万能なポーズです。
やり方のコツや指導のポイントをご紹介します♪
「背骨を動かす」だけじゃない!


背骨ひとつひとつを動かすように〜…
これはキャット&カウでよくあるキューイング。
確かに、背骨の動きを意識すると体が大きく動いて気持ちがいいですよね♪
しかーし!
ある2点を意識すると、もっと体がしっかりと動くんです!
ポイントは、「肩甲骨」と「尾てい骨」。
詳しいやり方を解説する前に、まずは効果をチェックしましょう♪
キャット&カウの効果
肩こり解消
肩甲骨の動きを意識すると、肩まわりの筋肉がほぐれます。
背骨も動くので体の背面全体がほぐれ、肩のコリがスッキリしますよ♪
骨盤の歪み解消
尾てい骨を意識して動かすと股関節やお尻まわりの筋肉がほぐれ、骨盤の歪みが改善されます。
自律神経が整う
自律神経は背骨を通っています。
キャット&カウにより背骨が整うことで神経伝達がスムーズになり、自律神経も整いますよ^^
シェイプアップ
お腹と背中、それぞれの筋肉をしっかり収縮させる意識を持つと、シェイプアップにも効果的。
上半身が引き締まります!
基本的なやり方とコツ
太字が基本的なやり方、箇条書き部分がコツです。
1、マットに四つん這いになる
・肩の真下に手首
・股関節の真下に膝
・手元は人差し指が真ん中
2、へそを持ち上げるよう背骨を丸める
・目線はへそ
・肩甲骨を天井に向かって開く意識
・尾てい骨はマットに向ける
3、へそをマットに近づけるよう背骨をカーブさせる
・目線は正面よりやや上
・肩甲骨を寄せる
・手の力は抜かず、しっかりマットを押す
・尾てい骨は天井に向ける
2も3も、頭頂と尾てい骨を近づけるようなイメージで大きく動くと◎。
マットを押す力が弱まると肩が上がってしまうので、両手はマットを押し続けましょう!
ありがちなNGパターン&改善方法

ここからは私がレッスン中によく見かけるミスアライメントをご紹介します。
当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。
インストラクターの方は指導やキューイングの参考にしてみてください♪
首だけが動いている

「大きく動いているつもり」の人に多いパターン。
動かすべきは顔ではなく、体幹部分です。
まずはヘソを大きく上下させるイメージを持ちましょう!
肩甲骨や尾てい骨の意識も大切ですが、まずはヘソ。
ヘソの位置を大きく上下させるイメージで行うと、首ではなく体幹が動きます。
肩が上がっている

肩甲骨が動かせていない人に多いパターン。
はたから見ているととても苦しそうに見えます。
肩甲骨へ意識を向けてみよう!
首が動きすぎている人は、肩甲骨がうまく動かせていない可能性があります。
体幹を動かすことができるようになったら、次は肩甲骨に意識を!
キャットポーズの時は肩甲骨を天井に向かって開く。
カウポーズの時は肩甲骨を寄せる。
この2つが意識できるとだいぶ動きが変わってきます。
両手でマットを強く押し続けよう!
肩甲骨を意識すると、次に異常が出るのが肩。
特にカウポーズの時に肩が上がりやすくなってしまいます。
両手はマットを押し続けるよう意識してみてください。
体が前後に動いている

キャットポーズは後ろに、カウポーズは前に移動してしまう人、意外と多いです。
完全にNGという訳ではありませんが、やや体に負担がかかります。
尾てい骨の向きを大きく変えよう!
骨盤をしっかりと動かすことで、体が前後にぶれるのをカバーできます。
キャットポーズの時は尾てい骨をマットに向ける。
カウポーズの時は尾てい骨を天井に向ける。
この2つを意識してみてくださいね。
おすすめのシークエンス
体幹を鍛えたいときに
キャット&カウ
↓
虎のポーズ
↓
板のポーズ
リフレッシュしたいときに
キャット&カウ
↓
猫の伸びのポーズ
↓
糸通しのポーズ
まとめ
以上、キャット&カウについて解説しました!
なんとなーくやれば誰でもできる簡単な動作。
しかし、しっかりと意識をすれば効果は格段にアップします!
肩甲骨か尾てい骨、どちらか1つを意識するだけでもかまいません。
ぜひこの記事を参考に練習してみてくださいね♪
インストラクターの方はお客さんを見るときの参考にしていただければ幸いです!
その他のポーズ解説は以下からご覧ください^^
コメント
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